ニッポン対ゴジラ

いよいよ公開されたシン・ゴジラ、公開初日の今日(というかこの記事が
自動公開される時間なら恐らく)昨日早速仕事終わりにそのまま観てきました

ややややややや (1)

ムービーモンスターシリーズ ゴジラ(2016)

※今回の記事は盛大にネタバレ含みます。ご了承頂ける方だけ読んでください




ややややややや (2)
今回のゴジラのソフビ(左)と限定ソフビ(右)
限定盤はvsデストロイア版みたいなクリアレッドにラメを散らした成形色です
以上、レビュー終わります
ごめんなさい正直今回は映画初見の感想を書きたいだけの記事ですw


結論から言うと今回のシン・ゴジラ、一本の映画としての
完成度はハッキリ言って滅茶苦茶高いです
基本的にvsシリーズみたいな続き物でもない限り、ゴジラ映画広告は
「新しいゴジラ」とか「誰も見たことのないゴジラ」みたいな宣伝を
新シリーズの度にやるんですが、実際は過去作品と比較しても
大筋の流れやゴジラ自体のデザインに飛び抜けて大きな変化はなくて
各怪獣の定義や設定が異なるって程度のものだった気がしますね
そこに行くと今回のシン・ゴジラはある意味での「全く新しいゴジラ」でした
一つ例を挙げるとすればゴジラ自体の形態変化
映画封切前までは第4形態のみでしか公開情報が無かったので
1回目の上陸シーンで第一形態が画面に映された時、一瞬アレが
ゴジラだと認識できなかった方が多かったんじゃないでしょうか
僕もまさにその一人で、別の怪獣が出てきたのかとすら思いました
ゴジラをゴジラと認識できないみたいな、過去一度も経験がないよ!
みたいな驚きが何度もあるんですが、でもこれって別に奇を衒った
わけでも、別のものを取り入れたわけでもなくて、徹底した過去の
ゴジラ作品の 討究・講究を経て今までやってるやってないを選別
した上で生みだされたものなのではないかなと感じました
2014年に公開されたギャレス・エドワーズ監督の「GODZILLA」は、
ハリウッドで作りだされたにも拘らず、非常に我々日本人の
ゴジラファンから見ても確かにこの映画は「ゴジラ」だと
きちんとコミットし得る作品だったと思うんですが、あれって本当に
過去のゴジラ作品をよく研究してて、特撮シーンなんかも着ぐるみを
着て撮影した映像をモーション素材として更にCG映像にするみたいな
そこまでやるかってくらいゴジラシリーズのゴジラを丁寧に再現して
あったんですが、シン・ゴジラの手法はまさにその逆ですね

とまぁ映像やストーリー構成だけでも目を奪われる点が多数
あったんですが、実はこういった要素はこの映画の表層的な部分
でしかない…というかゴジラの生体設定や細部に関しては、劇場売りの
パンフレットにほぼ100%と言って過言でないほど詳細に記載されてます
今回のパンフレットはファンブックかってくらい内容が濃くて、映画の後に
これ読むだけで満足度が跳ね上がること間違いなしなので買えなかった
って方はこれ買うためだけに劇場に再度足を運ぶことをオススメしますw
本当に大事なのは寧ろそういうシーンを使って観客全員…というか
我々日本人全員に投げかけられた「ニッポン対ゴジラ」というテーマに
込められたメッセージ、ここですね

今回のシン・ゴジラ、ご覧になっていかがだったでしょうか?
恐らくご覧になったほぼ全ての方の脳裏を東日本大震災が
過ったのではないかなと思います
今回のゴジラは目的や意志があるわけでも、何かを恨んでる
わけでもなく、いつやってくるかわからない・理不尽に今の平穏な
生活を奪ってく対処の方法がない無辜の災害なんです
世界観も今この2016年の日本そのもの
そう、つまりこの映画は飽く迄手法としてフィクションで描いただけで
災害に見舞われた現代日本を描いたノンフィクション映画なんです

そして今回のシン・ゴジラ、過去作品に比べて全くと言っていいほど
逃げ惑う普通の人々にスポットが当たらず、主演の長谷川博己を含め
出演者の殆どが政治家という役なんですが、これは恐らく風刺ですね
目の前で実際被害が出ているのに楽観視する、ただ対処する為に
自衛隊を動かすのにあれだけの煩労を必要とする今の日本の
システムをどう思いますか?という投げかけだと感じました
果たしてそれは誰に対して?
勿論今まさに映画を見ている観客にです
「状況を楽観視し、英断を下せない画面の役者はあなた方が選挙という
投票システムで作り上げた日本の政治家そのものです。今まさにゴジラに
理不尽に命を奪われようという被災者はスクリーンを見ているあなたです
さぁ、本当にこの状況に陥った時、あなたは後悔しませんか?」
こういうことじゃないでしょうか?
もっと言うなら、先ほども述べた通り、今回のゴジラは災害です
「再び日本が災害に見舞われた時、今の日本の政治家が作った対処
システムは本当に正しく機能すると思いますか?」という制作側から観客
への疑問提起になっているんだと思います

この構成って初代ゴジラも実は似た部分があって、問題の起因が
東日本大震災か太平洋戦争かの差はあれど、これからの日本に対する
問題提起って意味では通じる部分があるように思えますね
最初の方で、「ある意味全く新しいゴジラ」と述べた「ある意味」の部分は
こういうことです
映像や視覚効果は斬新ながら、メッセージには初代と共通点がある
凄く深い映画だなと思います

しかしながらただ投げかけただけで終わらないのがこのシン・ゴジラ
という映画の素晴らしい所だと思います
絶望的な状況を乗り越えて、見事ゴジラを凍結まで追いやった映画の最後
長谷川博己が口にした「ゴジラと共に生きていく」
このセリフこそがこの作品の本懐
「災害もゴジラも起きてしまったことは起きてしまったことで、ただ絶望する
のではなく、死者に哀悼の意を表し、復興に尽力した方々に感謝し
例え再び大災害に見舞われても、本当にゴジラが来てもスクラップ
&ビルドの精神で災害と向き合える国、強い国ニッポンを作っていこう
その為に我々日本人が何に目を向けたらいいのか、これから日本を
どう強くしていったらいいのか、一人一人が考える必要があります」
そんな強くて前向きで現実的でシビアな庵野監督からのメッセージだった
のだと僕は受け取りました
そしてこのメッセージこそまさに「ニッポン対ゴジラ」というテーマそのもの
だと思います



改めて読み返しても本当に僕の個人的な感想でしかないんですが
ここまで読んでいただいた方に再度質問します
今回の「シン・ゴジラ」、ご覧になっていかがだったでしょうか?

ぜひ多くの方と意見交換したいですねw
ありがとうございました





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